徳島県立農林水産総合技術支援センター 森林林業研究所において、当協会オリジナル耐力壁の強度試験を実施。 くり返し加わる地震の揺れに相当する外力にも変形を最小限に留め、その耐力の高さを実証しました。


【施工に関わる評価】

・A1~A3、C2~C4、E1~E3の試験体の開発は、耐震補強が必要な住まい手に対しての費用の軽減を図る事を目的としています。
・従来の耐震補強では、屋内では天井、床等を取り除き、外部では、外装を取り除き、土台、梁等を構造用合板等で補強し、壁倍率を算定していましたが、床、天井、外装等を取り除き、新しく復元する工事費は多大に発生する事になり、耐震改修が進まぬ現状にもなっています。
・本試験は、屋内での施工を想定し、天井、床等は現状のままで、床、天井間での補強を目的として、壁倍率を求めるものであり、天井、床等は点検工事、また軽微な金物補強等で済ませる事により、住まい手の負担は従来の50~60%に納まります。試験体A,C,Eの3Pは、耐力試験により耐震補強壁としての役割を満たすことが実証できました。
・施工体系として、十分な耐震診断、特に床下等木部の劣化等を含めての点検、耐震補強に関しては1.0以上を求め、余震に対しての継続性も考慮し、施工するものとします。なお、耐震壁補強合板は、人的釘打ちとした結果、壁倍率が上昇する事になります。





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